すてきなすてき

一日一捨を大げさに記録します。断捨離記録にみせかけたオールジャンル。

一日一捨を大げさに記録します。
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バンクシーの絵画に納得できないなら流行りのUXで考えてはいかが

f:id:Tenju:20190120184820j:plainバンクシーがオークションで自らの仕掛けたからくりで絵画をシュレッドしたとき、
ニュースやSNSでは賛否両論雨あられとなりました。

賛も否も受けたことがなく雨もあられも雲もない最近の関東の天気ことNoTenki Tenjuです。f:id:Tenju:20190121220438p:plain@tenju
乾燥で喉がやられそうです。

 

さて、大学生のとき、授業でアーティストについて講師からこんなが発言がありました。

 

「アーティストはよく作品について
"こうなったところを見たかったから作った"
ということを言いますが…」

 

額縁にシュレッダーを仕込むのも

巨大な立体物を森の中に建造するのも、

浜辺に斑点だらけのかぼちゃを並べるのも 「そうなったところをみたかったから」かもしれません。

常識を捨てて"そうなったときのそれ"が思い描ければあなたも今日からアーティストです。
思い描けれるんだけれど、常識を捨てきれないよ、って人がいたら、
その人はデザイナーくらいがいい落とし所
なんじゃないでしょうか。

たぶんね、もしかしたらね、知らんけど。
 

さて、今日のすて

 一日一捨のルール

  1.一日一回捨てる

  2.もらい物は捨てない

  3.捨てたく無くなったら終了

三日目の今日のすて 種類が違う予備軍ハンガー

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我が家のハンガーは主に3種類です。

1.洗濯物を干しやすいハンガー

2.服全般をかけやすいハンガー

3.服のかたちを崩しにくいハンガー

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ひだりから1.2.3。4はメタモンをかけられるハンガー


 大学のあるとき、また社会人になってあるとき、
10個とかの単位で揃いのハンガーを買ったのですが、
それまでに使っていたハンガーが捨てられず残っているという状況。

よく洗濯をさぼってしまって揃いハンガーだけでは足りないことがあります。
そこでこの浮いてるハンガーを使ったりするので、意外と使用頻度は高い。

でも待て、そのバックネットがあるから洗濯をサボるんでは…
と思い始めてきたので捨てることにしました。

感情には流れがあって、違う種類のハンガーを予備軍で残しているから、

(洗濯が増えてもいいかあー)

という負の感情が生まれるのです。
今回はその負の感情を打ち消す対策として、原因を取り除く為にハンガーを捨てるというわけです。

 

ところで、ちょっと面白いことを思いつきました。

 正・負の感情を曲線にして、体験価値を高める手法

バンクシー絵画シュレッドの件でちょっと試したいことがあるのでやります。
それはUXマップ。詳しい説明は捨てるけど、順番にいくね。

まずは文章だけで分析。

1.バンクシーの絵画がオークションにかけられる。
昨今で作品が出るたび大注目される時のアーティストの最新作が
自分のものになるかも・・・とコレクター達はドキドキと期待感を高めます。

2.落札者が決まる。

絵画はひとつだけ。
オークションの結果、買えた一人以外の買えなかった者たちの感情は爆下げです。

 

・・・・ところが、事件はおこります。

 

3.絵画がシュレッドされる。

シュレッドされた瞬間、その場にいた全員が
バンクシーの絵画の仕上げを目の前で見た価値ある体験者、ということになりました。

 

上記のことを感情をグラフにした図で落書きにするとこうです。

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コレクターの感情曲線マップ。バンクシーの作品は4.話題性へと続いていく

なんだか、コレクターの喜びが仕組まれた体験に見えてきました。
バンクシーの絵画シュレッドに立ち会えた体験」は、
買えなかった負の感情を救った
のです。
まあ本人はしてやったりくらいにしか思っていないかもしれないけれど。

バンクシーは体験価値を評価されている。

SNSで誰かが"シュレッドされるまでがアート"って言ってるけどなんのこっちゃ、」
って感じている人に答えるとしたら、
UXマップで切り取ってみるとバンクシーの絵画シュレッドはいい体験価値が生まれてるね、そこが評価されてんじゃない?
という話でした。
普段新しい価値を考えるとき、こういうUX手法というのを使ったり使わなかったりします。

(正式にはカスタマージャーなんとかというのですがそんな格好つけた名前は捨てました。)
   (UXマップについての説明はもちろん捨てました。)

 

クリーニングとかで、ハンガー付いてきますよね。
あれ、今後は返却しようと思います。後で捨てなくていいし。環境にもいいし。

そんな理由をこじつけて感情曲線をゲリラ的に上げていくことを目論むのでした。